うつ病日記②(10代編)
初めて死にたいと思ったのは、15歳の頃だった。
父親に、「お前みたいな人間は要らない」と言われたのだ。
今となって思えば、これは私がうつ病となった数ある原因の一つに過ぎないのだと思う。
けれどきっかけになったことは否定できないであろう。
当時の私は、常に気を張っていたように思う。
何となく、自分は結婚もしないだろうし、誰も助けてくれはしないだろうから、一生一人で生きていくのだろう。何となくそう感じていた。
18歳の時、初めて自傷行為をした。教室が息苦しくてたまらなくて、校舎の隅の人が来ないトイレの個室で、カッターナイフを使って自分の手を切った。授業中どうしようもなく取り乱しそうになった時は、自分の手の甲を川がめくれて血がにじむまでひっかいた。
それでも当時、私の以上に気づいてくれる人はいなかった。